逆流性食道炎の治療
生活習慣の指導
逆流性食道炎は、暴飲暴食や肥満、腹部の圧迫、食事内容など、生活習慣からの影響を受けやすい病気です。つまり、こうした習慣を改善することが逆流性食道炎の改善にもつながるということです。逆流性食道炎の治療では、多くの場合、こうした生活習慣を改善するための指導が薬物療法と併行して行われます。 具体的には、胃酸の分泌過多を招きやすい脂肪やたんぱく質の多い食事内容を避けることが重要です。また、コーヒーのようなカフェインを含む飲み物、アルコール、チョコレートなども胃酸の分泌過多を招きやすい食品です。 そして、肥満の状態であれば適度な運動によってそれを解消するよう努め、普段から腹部を圧迫するような前かがみの姿勢を避けるとともに、ベルトなどでも締めつけ過ぎないように気を付けることも必要です。また、逆流が起きやすいとされる食後2~3時間程度の間に横になるのも良くありません。 当院ではこうしたご指導にも力を入れております。まずはお気軽にご相談ください。
薬物療法
生活習慣の改善指導と併行して行われることの多い薬物療法では、主に胃酸の分泌を抑える薬や食道の粘膜を保護する薬などが処方されます。こうした薬の効果は比較的高く、服用することで多くの場合は症状がなくなります。 しかし一方で、逆流性食道炎は再発率の高い病気として知られています。なぜなら、こうした薬で逆流そのものが根本から治るわけではなく、症状がなくなったとしても炎症が残っていることがあるからです。したがって、無用な再発を避けるためには、症状がなくなったからといって自己判断で薬の服用や通院を止めてしまわず、医師の指示をしっかりと守り続けていくことが大切です。 当院ではご病状をしっかりと把握した上で、それに応じた最適の薬を処方しております。まずはお気軽にご相談ください。